日本人野手に辛口評価 糸井、鳥谷、中田はMLBで成功できるのか?
米データサイトが日本球界での打撃成績から分析
日本球界屈指の打者たちが、米国でシビアな評価を受けている。野球専門の米データサイト「ファングラフス」が、セイバーメトリクスの指標を用いて日本と韓国でプレーする選手を分析した特集を組んでおり、日本人野手がメジャーでプレーすると想定した場合、厳しい結果になると見られているのだ。
特集では、チームの得点増加への貢献度を表す指標の1つである「wOBA+」を使用。2014年シーズンの数値でランク付けされている。
トップに君臨するのは、2013年シーズンに60本塁打を放ち、王貞治氏らが持つ日本記録(55本)を塗り替えたウラディミール・バレンティン外野手。2、3位は、同じ西武で本塁打王を分け合った中村剛也内野手、エルネスト・メヒア内野手と続いている。
ただ、記事では「日本プロ野球での打者の成功は評判が悪く、他のスキルで補われる必要がある」と指摘。MLB経験者で、ランキング1位のバレンティンでさえも「もしも、アメリカに戻ることを決断すれば、先発するチャンスは間違いなく手にできるが、日本のように毎年オールスターに選ばれることはなさそうだ」としている。
そんな中で「日本には現在、メジャー参入をうかがうトップレベルの選手が少なくとも3人存在する」と紹介されているのが、糸井嘉男外野手(オリックス)、鳥谷敬内野手(阪神)、中田翔外野手(日本ハム)だ。