先発5番手、あるいは… 大型補強を続けるカブスで和田毅の存在意義は?
躍進が期待されるカブスで、起用法が注目される左腕
カブスと再契約した和田毅投手は今季、どんな役割を任されるのだろうか。名将ジョン・マドン監督をレイズから招聘し、大型補強も敢行したことで躍進が予想されるチームの中でも、2月に34歳となる左腕にかかる期待は大きい。
昨年7月、悲願のメジャーデビューを果たした和田は、13試合に先発して4勝4敗、防御率3.25と結果を残した。2012年に海外FA権を行使してオリオールズに入団しながら、左肘を故障。靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けて長期離脱し、復帰後もメジャー昇格を果たせずに2年契約が満了した。昨季の活躍は、2年間の悔しさを晴らすものだった。
シーズン終了直後の昨年11月1日には、年俸400万ドル(約4億8000万円)プラス出来高200万ドル(約2億4000万円)でカブスとサイン。再契約時期の早さに、球団の和田への評価の高さが表れている。
ただ、カブスはその後、先発ローテーションの大黒柱としてアスレチックスからフリーエージェント(FA)となっていたジョン・レスター投手を獲得。今オフのFA市場で最大の目玉の1人となっていた男は同じ左腕ということもあり、和田の起用法に注目が集まっている。