40歳で孫持ちの元NBA選手がMLB入団テスト? その異色の経歴とは
地元紙が特集、MLBとNBAで実績誇る“元二刀流”選手のヘンドリクソン
40歳にして孫を持つ元NBA選手が、昨年のア・リーグ東地区王者オリオールズの入団テストを受け、話題を呼んでいる。地元紙「ボルティモア・サン」が「今やおじいちゃん、マーク・ヘンドリクソンがオリオールズでもう一花咲かせようとしている」と異色のキャリアの持ち主を紹介した。
「私はこれまでないほどに意欲に満ちている。22歳ではないので事情は違うが、情熱はまだ心の中にある。人間にはそれが必要だ。もし、1年前から進歩が見られなければ、私は続けないだろう。時間の無駄はしない」
現地時間11日(日本時間12日)からエド・スミス・スタジアムで行われているオリオールズのミニキャンプに参加中のヘンドリクソン投手は、こう語っているという。10歳以上も歳の離れた若手と熾烈なアピール合戦を繰り広げながら、入団テストを受けている。
身長205センチの長身を誇る不惑の左腕は、ワシントン州立大学卒業後、プロバスケットボールNBAとMLBからドラフト指名され、二足のわらじを履いた“元二刀流”。NBAではパワーフォワードとしてセブンティシクサーズ、キングス、ネッツ、キャバリアーズでプレーし、2000年シーズンから野球に専念している。
メジャーでの投手としての通算成績は58勝74敗、防御率5.03。2011年のオリオールズでの登板を最後に、メジャーではマウンドに上がっていない。昨年は3Aノーフォークでプレー後、独立リーグのヨーク・レボリューションで抑えとしてプレーしていた。