ダルビッシュ“専属捕手”が復帰? レンジャーズが相性抜群の女房役に照準
ソトが捕手なら防御率が大幅に向上するダルビッシュ、名コンビ復活はなるか
だが、マウンド上のダルビッシュとは相性抜群。右腕がメジャー1年目だった2012年途中にカブスからレンジャーズに移籍し、名コンビとなった。地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」が、ダルビッシュの“専属捕手”と称するほどで、昨季開幕前まではソトとバッテリーを組んだ際の防御率は2.68。一方で、ソト以外が捕手の時には防御率3.76と大きな差があった。
昨季はお互いの故障もあり、バッテリーを組んだのは2試合のみ。ソトの復帰戦となった7月18日のブルージェイズ戦で、ダルビッシュは6回2/3を5安打1失点12奪三振と快投して勝利投手になった。2度目のコンビとなった8月9日のアストロズ戦では4回9安打6失点の乱調で黒星を喫したが、ダルビッシュはその後に右肘の炎症を訴えて戦線離脱。万全ではない中での投球で、これがシーズン最終登板となった。
ダルビッシュは昨季、22試合に先発して10勝7敗、防御率3.06。右肘の炎症で途中離脱し、満足な成績を残せなかった。しかし、専属捕手復帰となれば、ダイナミックなピッチングが一層、冴え渡るかもしれない。地区最下位からの巻き返しを目指すレンジャーズにとっても、絶対的エースの完全復活は必要不可欠。ソト獲得のメリットは大きいだけに、今後の動向に注目が集まる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count