米メディアがオフの勝者&敗者を分析、イチロー加入のマーリンズは“勝ち組”に

ホワイトソックスが1位に選出、補強は「満塁ホームラン」

 イチロー外野手の新加入するマーリンズが、今オフの“勝ち組”として格付けされている。地元テレビ局「CBSスポーツ」電子版が「MLB、冬の勝者と敗者。シカゴはすべて良好」と特集している。

 “勝ち組”ランクの1位に挙げられているのはホワイトソックスだ。今オフ、ジェフ・サマージャ投手を獲得した上に、抑えのデビッド・ロバートソン投手、メルキー・カブレラ外野手、アダム・ラローシュ内野手、ザック・デューク投手など実力者を次々と獲得した補強は「満塁ホームラン」と絶賛されている。

 2位に入っているのはホワイトソックスと同じシカゴを本拠地とするカブス。レイズから名将ジョー・マドン監督を引き抜き、エース左腕ジョン・レスター投手の争奪戦に勝利した。デクスター・ファウラー外野手、ミゲル・モンテロ捕手、ジェイソン・ハメル投手も加え、「シカゴ南部(ホワイトソックス)を除けば、MLB最高の仕事」と評価されている。

 昨年はホワイトソックスがア・リーグ中地区4位、カブスがナ・リーグ中地区5位に沈んだ。しかし、今年は全米屈指の大都市がベースボールで熱くなりそうだ。

 3位に挙げられたのはマックス・シャーザー投手と、その代理人を務めるスコット・ボラス氏。タイガースからフリーエージェント(FA)となっていた右腕はナショナルズと7年総額2億1000万ドルで大型契約。ボラス代理人が破格の条件を引き出した。

 シャーザーを加えたナショナルズの先発ローテーションはメジャー最強と評価されている。2013年にサイ・ヤング賞に輝いたシャーザー自身もタイガースでは世界一に手が届かなかっただけに、新天地で悲願達成となるだろうか。

 4位に入っているのはAJ・プレラーGMが大補強を敢行したパドレス。ドジャースのマット・ケンプ外野手ら強打者を次々と獲得したことが評価されている。

 5位に挙げられたのは上原浩治投手と田澤純一投手の所属するレッドソックス。パブロ・サンドバル内野手、ハンリー・ラミレス内野手らFA市場の大物野手の獲得に成功。リック・ポーセロ、ウェイド・マイリー、ジャスティン・マスターソンという先発投手3人の補強も「ローテーションの60パーセントをわずか48時間で獲得した」と高く評価されている。

 6位に位置づけられたのは昨年、ロイヤルズで9本塁打に留まったが、フリーエージェントとなり、アスレチックスと新たに3年総額3000万ドルの大型契約を結んだ指名打者のビリー・バトラーが選出されている。

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