2015年キャンプがスタート 巨人が“160キロマシン”を打つ理由とは

日本一奪回を目指す巨人が、昨秋のキャンプから導入した打撃練習

 4年連続のセ・リーグ制覇、日本一奪回を目指す巨人の春季キャンプが宮崎県で始まった。今年は大きな補強がなく、注目のドラフト1位ルーキー・岡本和真内野手も2軍からのスタート。話題に上がるのは、阿部慎之助の一塁コンバートや正捕手争いなど、チームをどう底上げしていくのかというものが多い。

 迎えたキャンプ初日。室内練習場の打撃マシンの球速が上げられ、金属バットが用意された。昨秋のキャンプから巨人軍が導入した“160キロバッティングマシン”を使う打撃練習だ。

 厳密にいえば160キロは出ていないが、150キロ以上は出ている。周囲からは「はぇ~」の声も上がる。少しでもホームベースよりに置けば、より体感速度は上がる。秋のキャンプの時点では、選手たちは前に飛ばすのがやっとだった。

 普段から使う木製バットではつまったり、折れてしまったりするため、ケガをしやすい。それでは意味がないため、金属バットを使用する。このキャンプでも、どんどん高速球打ちをしていくという。

 なぜ、このような試みをするのか。

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