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2015年キャンプがスタート 巨人が“160キロマシン”を打つ理由とは

過去にはこの練習から才能を開花させ、首位打者を獲得した選手も

 打者は考える。空振りして当たらなければ、まずどうするか。バットに当たるように、トップの位置、始動の位置を考える。ステップはどうするのか。バットを短く持つのか。自分のフォームやスタンスを変えないのであれば、ボールへバットが最短距離で出るようにスイングをする。

 あるコーチによると、プロ選手ならば100球も打てば、空振りからファウルチップまでになるという。やがてフライになり、ゴロになり、前へ飛ぶようになる。「速さへの対応ができるようになる。同時に、コンパクトに素早くスイングする、いいフォームで打つことができる。それが高速マシンの狙いだよ。キャンプの日程は長いし、練習も飽きさせない創意工夫が必要」と説明する。確かに選手たちは、このマシンを攻略しようと、楽しみながら打っている。

 過去には、160キロは出なかったものの、マシンをホームとマウンドの間に置いて、スピードに慣れさせる練習もあった。広島で活躍した正田耕三氏も若い頃、このトレーニングから才能が開花し、首位打者を獲得したと言われている。最初は全く対応ができなかったが、バットを最短距離で出し、速球を打ち返して栄光をつかんだ。

 あらゆる直球に強くなることで、チームの打撃を上げていく。これが高速マシン導入の大きな理由だ。シーズンでどんな成果が出るだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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