「イチローに不可能はない」 ボッグス代理人単独インタビュー

「去年のチームは将来の方針がなかなか予想できない状況だった」

「確かに打席が減るのではという懸念は存在する。でも、実際のところは監督のマイク・レドモンドが直接、イチローに対して出来る限り起用すると説明している。だから、彼はアクティブであり続けると思う。

 素晴らしい球団には常に優れたサポートシステムが必要だと思う。イチローは昨年、ヤンキースでプレーしていた。ベースボールと人生において孤独だったとは思わないが、去年のチームは将来の方針がなかなか予想できない状況だった。だからこそ、彼は十分な打席を与えられなかったわけだが、それでも彼は自分が貢献できる存在であることを証明した。そして、彼はシャープさを維持していた。

 チーム内の競争が存在することはチームの強化につながる。マーリンズもそうだ。彼らの示した熱意というのは単なる4番目の外野手ではなく、すごく特別な4番目の外野手に示したものだ。そして、その外野手は打席数を熱望していることをチームは理解している。打席数の制限を前提で、彼と契約したわけではないと私は考えている。他の選手も同様だが、イチローをしっかりと起用してシャープな状態を保ってくれると考えている」

 今季マーリンズは充実の補強を展開した。イチローに加え、ドジャースから盗塁王のディー・ゴードン内野手、ワールドシリーズを制覇したジャイアンツからマイケル・モース内野手、ヤンキースから万能派のマーティン・プラド内野手、レッズから実力派右腕マット・レイトスを獲得した。イチローにとっては2012年以来のプレーオフ進出も望める陣容か?

「プレーオフはもちろん狙える。ワールドシリーズを制覇できる強力なポテンシャルを持っていると思う。いいメンバーが揃った。スプリングトレーニングをしっかり仕上げるはずだ。チャンピオンズリングを持っているメンバーもいる。イチローもマイアミでワールドシリーズ優勝を目標とできるような、競争力のある環境に身を置くことを願っていたんだ」

 マーリンズは2年契約を準備していると地元メディアの報道もあったが、最終的には年俸200万ドルの1年契約になった。何か特別な理由はあったのか?

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