田中将大が“特別調整”で開幕へ 他投手よりも間隔を空けてブルペン入り
「彼がより慣れているペースで仕上げてもらう」と投手コーチ
ヤンキースの田中将大投手が“特別調整”で開幕に向けてキャンプを過ごしていることを、地元紙「ニューヨーク・デイリーニューズ」が報じている。
フロリダ州タンパでスプリングキャンプ中の田中は26日(日本時間27日)、ブルペンで40球を投げた。ジョー・ジラルディ監督とともに田中の投球を見守ったラリー・ロスチャイルド投手コーチは「いいボールを投げていた。腕もよく振れていた」と目を細めたという。
記事によると、ヤンキースのほとんどの投手は2、3日に一度、ブルペンに入っているが、田中の最後の投球練習は4日前(22日)。同僚よりもブルペンの感覚が空いている。
「彼がより慣れているペースで仕上げてもらおうということになった。今のところ3日か4日の間隔にして、あまり球数を増やさないために少し違ったスケジュールとなっている。彼はしっかりと仕上がっているし、スタミナも上がっている」
ロスチャイルド投手コーチは田中のために“特別シフト”を組んでいることを明かした。調整法を他の投手と変えている理由については語っていないが、球団側が右腕の健康状態に細心の注意を払っていることは間違いないようだ。