どうなる開幕投手 各候補の春季キャンプ&オープン戦の動向は?

仕上がりの良さを見せる広島・前田

【セ・リーグ】

○巨人

 2年連続の大役を目指す菅野智之が2月28日にヤクルト戦で登板。しかし制球が甘く、フォームにも不安定さが見られ、3回3失点。本人も納得しておらず、修正しながら開幕へ調整する。

○阪神

 外国人投手のメッセンジャーが務めることが確実。昨季は13勝で最多勝、226個で最多奪三振の2冠に輝いた。オープン戦初登板は3月6日の西武戦が有力。練習試合ではすでに150キロを投げている。太りすぎの懸念もあったが、順調の様子。

○広島

 2年連続で前田健太が本拠地の開幕戦のマウンドに立つ。オープン戦はまだ登板がないが1日のDeNAとの練習試合で実戦登板。3回1安打無失点と仕上がりの良さを見せた。ヤクルトとの開幕チケットは人気沸騰。注目の開幕となる。

○中日

 まだ決まっていないが、大野雄大が有力。1日のロッテとのオープン戦(ナゴヤ)で3回から2番手で登板し、3回4安打1失点とまずまずの内容だった。同日に登板した山井大介も2回無失点と好投。同日登板はかく乱、もしくは未決定の意味合いもあるため、次戦以降の内容に注目だ。

○DeNA

 巨人との開幕戦には久保康友の先発が決定的。調整方法は一任されており、まだ実戦登板はしていない。オープン戦の登板予定は2試合程度と少なめ。ここまではフリーバッティングに登板するなどして調整を進めている。中畑監督の信頼も厚い。

○ヤクルト

 ライアンこと小川泰弘が開幕切符をつかんだ。先月28日の巨人戦(東京ドーム)で登板し、2回4安打無失点。その後、真中監督から開幕を通達された。昨季は初の開幕で6回1失点でDeNAに勝利。今年は大注目の広島と一戦となる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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