黒田が8年ぶり凱旋登板で圧巻投球 “日本復帰戦”で衝撃のパーフェクト
降板時にはスタンドから大歓声
3回は大引を中飛、中村を右飛と、いずれもツーシームでフライに打ち取る。最後は荒木をスプリットで空振り三振に仕留めて、3イニング連続で三者凡退。3イニングを終えて25球と球数は少ない。
黒田は4回もマウンドへ。先頭の藤井は2球で追い込んでから、内角高めへのツーシームで見逃し。見事な「フロントドア」で今度は三振を奪った。川端は初球のスライダーを打たせて一ゴロ。捕球したグスマンからベースカバーに入った黒田への送球はショートバウンドとなったが、これをうまくすくい上げてた。メジャー時代には毎年のようにゴールドグラブ賞獲得が期待された華麗な守備力も披露した。最後はミレッジを真ん中高めへの直球でセンターフライ。4イニング連続での三者凡退で球数は33球と驚異的なペースでアウトを積み重ねた。
5回も続投した黒田は、先頭の畠山を追い込んでから外角低めへのスライダーで空振り三振に仕留めた。ここで畝投手コーチがマウンドに向かい、お役御免で降板。39球で4回1/3を投げきった。
降板してベンチに向かう右腕に対して、スタジアムからは大歓声が沸き起こる。”日本復帰戦”のマウンド。黒田はパーフェクト投球でファンの大きな期待に応えた。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count