選抜甲子園で目を引く“イマドキ”の名前 実力もキラリと光る注目選手は?
初戦で世那と嵐満が激突、軍配はどちらに?
まずは仙台育英の佐藤。父が「音速の貴公子」と呼ばれたF1ドライバー、故アイルトン・セナのファンだったことが、由来の一つという。投手としてMAX144キロのストレートを投げ、昨秋の明治神宮大会では日本一を達成。その名に恥じない活躍ぶりだ。チームに佐藤姓が複数いることもあり、佐々木順一朗監督も必ず「セナ」と呼んでいる。
もう一人が、健大高崎の柘植。こちらもチームを昨夏の選手権ベスト8入りに導き、今年のドラフト候補に挙げられる強肩強打の捕手だ。両者の対戦経験はまだないが、ともに今大会屈指の強豪校。対戦が実現する決勝で「セナ対決」となれば盛り上がるだろう。
ちなみに、米子北にも古賀野 世南(こがの せな)が登録されている。
○宇部鴻城・上西 嵐満(うえにし らんま)/投手
健大高崎・柘植と初戦で激突するのが、宇部鴻城の上西。昨秋の中国大会制覇の原動力となったエース右腕は、中学3年当時にヤングリーグの全国大会ベスト4と実力も折り紙付き。その名の通り、「快投ランマ」のピッチングで、チームの春初勝利をモノにしたい。