好左腕そろう選抜大会が開幕 今年も「左を制するチームが甲子園を制す」?
一昨年、昨年は左腕をエースとしたチームが頂点に
○英明・田中寛大(3年)/176センチ、83キロ
大型サウスポー・松本竜也(巨人)を輩出した英明で田中は楽しみな存在になる。どっしりとした体格から放たれる直球は140キロを超えるが、コントロールにアバウトさはなく、昨秋の公式戦では1試合の平均与四死球は1.59個とまとまっている。春初出場のチームの命運は、この男にかかっていると言っていい。
○常総学院・鈴木昭汰(2年)/175センチ、72キロ
中学時代の実績で光るのが、U15侍ジャパン入りした鈴木。当時から130キロ台後半の威力ある直球を投げ、国際大会も経験した。昨秋の公式戦は防御率0.92と安定感は抜群。全国的にまだ知名度は低いが、今大会で一気にブレークする可能性を秘めた選手だ。
一昨年の浦和学院・小島、昨年の龍谷大平安・高橋と、2年連続で左腕をエースとしたチームが春の頂点に立っている。今年も「左を制するチームが甲子園を制す」のか。見所の一つになることは間違いない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count