敦賀気比のプロ注目右腕・平沼が1安打完封 三塁踏ませぬ快投で初戦突破

昨夏は2年生で4強入りに牽引した右腕が、10奪三振、無四球で5回まではノーヒットの好投

 第87回選抜高校野球大会は3日目を迎え、第1試合でプロ注目の右腕が前評判通りの快投を見せた。敦賀気比(福井)の平沼翔太投手(3年)が1安打完封勝利。初夏通じて初出場の奈良大付(奈良)を3-0で下し、2回戦に駒を進めた。

 昨夏は2年生ながらエースとして4強入りに牽引した平沼は、4回まで1人の走者を許さない快投。5回2死からエラーで出塁を許したが、7番・坂口をファーストゴロに仕留め、無安打投球を続けた。

 6回には1死から9番・高橋にレフト前に運ばれ、初ヒットを許す。その後、盗塁を許して二塁まで走者を進められたが、後続を断った。平沼は8回にも味方のエラーがあり、先頭打者を出したが、その後のバッターを落ち着いて抑えた。

 9回も三者凡退に抑え、三塁を踏ませない投球で完封。10奪三振、無四球の快投だった。奈良大付の先発・坂口も好投したが、敦賀気比打線は2、3、7回と手堅い攻撃で1点ずつを奪い、平沼を援護した。

 勝った敦賀気比は、2回戦で仙台育英(宮城)-神村学園(鹿児島)の勝者と対戦する。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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