県岐阜商の高橋がMAX150キロ、11Kの快投 3回1死から20人連続アウト

大会ナンバーワン投手が2安打1失点で完投、松商学園に快勝で初戦突破

 第87回選抜高校野球大会4日目で、大会ナンバーワン投手が登場した。県岐阜商(岐阜)のプロ注目右腕・高橋純平(3年)が松商学園(長野)戦に先発し、2安打1失点で完投勝利。初回に150キロを計測するなど、11奪三振を奪う快投を見せ、前評判通りの実力を見せた。

 高橋は初回、先頭打者・百瀬への2球目でいきなり150キロを計測。その後も140キロ台中盤の直球を連発し、空振り三振、サードゴロ、空振り三振で三者凡退と幸先のいいスタートを切った。

 2回、県岐阜商は押し出しで1点を先制。しかし、援護をもらった高橋はその裏の投球で味方の失策などもあり1死1、3塁とされると、松商学園の7番・酒井にスクイズを決められ、同点に追いつかれた。

 3回、高橋は1死1、2塁とされながら無失点に抑える。すると、県岐阜商は4回表に9番・坂下の3ランが飛び出し、勝ち越しに成功した。

 ここから高橋が快投。6回には3連続空振り三振と圧巻のピッチングを見せた。力強い直球とキレのある変化球を織り交ぜ、4回以降は1人の走者も許さないパーフェクト投球。9回も三者凡退に片付けた。

 3点のリードをもらった4回からは、すべて三者凡退に仕留めた高橋。3回1死から20人連続アウトで試合を締めた。大会ナンバーワン投手が、その実力を存分に見せつけ、まずは初戦を突破した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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