北海道勢初の春優勝なるか 東海大四が頂点に立つために貫くべき「型」
準決勝では浦和学院にリベンジ、敵将が分析する東海大四の“強さ”とは
第87回選抜高校野球大会の決勝戦は1日、甲子園球場で午後0時30分にプレイボールとなる。31日の準決勝では、東海大四(北海道)が大方の予想を覆して浦和学院(埼玉)を撃破。北海道勢では1963年の北海以来52年ぶりとなる決勝進出を果たした。
東海大四は、昨秋の明治神宮大会で0-10の6回コールドと屈辱的な大敗を喫した浦和学院に逆転勝ち。抜群の制球力を駆使し、1失点で完投したエース・大澤志意也のピッチングが光った。
リベンジに成功した裏には、どんな要因があったのか。
敗れた浦和学院・森士監督の言葉にそのヒントがあった。かつての勝者が見せた「隙」と、敗者が貫いた「型」だ。
「派手さはないが、自分たちのやれることに徹してくる。コツコツと積み重ね、うちのミスを突く。そんなチームでした」
試合後、東海大四の印象を問われた森監督は悔しさを押し殺すようにしながら、相手を評した。