中日に悪夢の3連敗 マイナス要素目立つ巨人に見えた明るい材料とは
しぶとさが表れ始めた打撃、レギュラー外野陣を最も脅かす存在
だが、昨年は規定打席に到達はしないが打率.275を記録。キャンプ、オープン戦からも打撃の調子を維持し、開幕メンバーに入った。バッティングにしぶとさが表れ始めた。
チームが用意した160キロマシンにも力負けしないスイングを開幕前までに身につけた。「僕は打つ方でアピールをしないといけないので」と例年以上に打撃練習に時間を割いてきた。球速のあるボールを打つにはバットを最短距離でボールにぶつけないといけない。打力の上がるスイングは着実に身についている。
例年になく巨人の外野陣は厚い。高橋由伸、長野久義、亀井善行のレギュラー3人に加え、1軍にはセペダや金城龍彦らもいる。2軍にも多く外野手は存在している。争いの中で、松本哲は現時点でレギュラーを最も脅かせる位置にいる。
得点力不足に陥った時、松本哲の力が必要になってくるだろう。ナゴヤドームでのプレーをきっかけにして、これまでとは違う「打撃」でアピールし、チャンスを切り開いていってもらいたい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count