MLB行き浮上のグリエル 批判の声相次ぐも、評価は「オールスター」級?
「オールスターに選出されるチャンスを持つ選手がいるとすれば、それはグリエル」
記事の中で、あるメジャースカウトは「エイドリアン・ベルトレの、より打席で辛抱強いバージョン」と、その能力をレンジャーズでダルビッシュ有投手とチームメートでもあるオールスター三塁手にたとえており、特集でも「キューバ代表でメジャーリーグのオールスターに選出されるチャンスを持つ選手がいるとすれば、それはグリエルだ」とリポートしている。
グリエルと同世代のキューバ人内野手エクトル・オリベラは先月、ドジャースと6年総額6250万ドル(約75億円)で合意したが、5ツールプレイヤーと呼ばれるグリエルの評価はオリベラよりも高い。つまり、年俸15億円程度の大型条件を手にする可能性もあるということだ。
また、当時の特集では、キューバ代表の打者としてアレクセス・ベル外野手の次に、ロッテのアルフレド・デスパイネ外野手の名前も挙げており、「デスパイネは現在、NPBの千葉ロッテマリーンズの支配下選手だが、もしもカリビアンシリーズを視察し、中軸を担うパワーヒッターを探しているなら、デスパイネがそれだ」と評していた。同選手もメジャーのレーダーに捕捉されているのかもしれない。
契約期間の途中で電撃退団となったグリエル。その経緯はプロ選手としては大いに疑問が残るものだ。それがいつの日か突然、メジャー球団との契約が発表されるのか。今後の動向が注目される。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count