イチローが開幕までに得た評価は 首脳陣の信頼深めた途中出場からの活躍

7日の開幕戦へ、OP戦では攻守で健在ぶりを示したイチロー

 マーリンズのイチローは6日(日本時間7日)、本拠地マーリンズ・パークでのブレーブスとの開幕戦で、15年目のシーズンのスタートを切る。オープン戦は18試合に出場して打率2割8分6厘、5打点、3盗塁。外野の全ポジションを守るなど、数字以上に攻守で健在ぶりを示した。

 パームビーチ・ポスト紙は2日、「イチローはベンチから多くの役割を担うことになる」との見出しで特集を組んだ。投手が打席に立つナ・リーグでは、終盤に代打で途中出場し、そのまま守備に就くケースも増えそうだ。

 3月31日のカージナルス戦に、首脳陣の期待するイチローの働きが凝縮されていた。7回に代打で出場すると、いきなり安打で出塁。さらに中堅の守備で好守を見せ、9回に勝ち越しのタイムリーを放った。

 同紙は、レドモンド監督の「センターの守備で素晴らしいプレーを見せて、大事な場面で打ってくれた。イチローはダイナミックな要素をチームにもたらしてくれる」というコメントを紹介。この日の活躍が首脳陣の信頼をさらに深めた様子を伝えている。

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