低迷するオリックスの誤算、主砲糸井はなぜ大不振に?
本来好不調の波が少ない糸井、コーチが不安視していたポイントとは
本来、好不調の波がほとんど無くスランプ期間も短いのが糸井の特長ともいえる。糸井を日本ハム時代からよく知る福良ヘッドコーチはシーズン前に一つだけ不安視しているポイントを挙げていた。
「大きなものも打てるが、本来は走力を生かし率を残す中距離打者。力が入って強引にいくと、どうしてもバットが出てこなくなる」
トリプル3へ最大の難関は本塁打。昨年はキャリアハイの成績を残したが19本と、大きな壁が立ちふさがっていたのが現状だ。求めるものが大きいが故に、わずかな力みが不振の原因とも言えるだろう。
人生初の主将に就任し「大きな背中で引っ張っていく」と意気込む今シーズン。糸井の打撃復活がチームの勝敗を左右するといっても過言ではない。緊急事態のオリックスを救えるのはキャプテン・糸井のバットだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count