上原浩治の復帰に地元メディアも大興奮 「三者凡退、それがコウジタイム」
「コウジのスプリットは最高すぎる。申し訳ないけど、自分を抑えきれない」
伝家の宝刀の凄まじい切れ味に番記者も大興奮。「ブライス・ハーパーがミスター・スプリットに遭遇」とエイブラハム氏がツイートすると、MLB公式サイトの番記者、イアン・ブラウン氏も「コウジのスプリットは最高すぎる。申し訳ないけど、自分を抑えきれない」と心の高ぶりを表現している。
続くジマーマンには、初球ストライクの後に2球目は内角高めへのストレート。大飛球でレフトへ運ばれたが、わずかに切れてファウル。ナショナルズはチャレンジを要求したが、ビデオ判定でも判定は変わらずに2ストライクとなり、4球目のスプリットでレフトフライに仕留めた。
3人目のロビンソンもカウント2-2から5球目のスプリットで空振り三振。三者凡退の鮮やかなピッチングで、復帰初戦で今季初セーブを挙げた。
エイブラハム記者は「三者凡退、それがコウジタイム。レッドソックスは8-7での勝利でチームは6勝2敗」と絶賛。ボストン・グローブ紙の番記者アレックス・スペイアー氏も「大飛球のファウルボールもあったけれど、ウエハラは9回を2奪三振を含めて完璧に抑え、レッドソックスのピッチャーで今季初となるセーブを記録」と報告。チームにとっても今季8試合目での初セーブだったという。
ファンのみならず、長年レッドソックスを見守り続ける番記者をも魅了する40歳のクローザーは、2年ぶりのワールドシリーズ優勝に向けて突き進む。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count