上原浩治の今季初セーブに称賛の嵐 「えげつないスプリットとともに復活」
試合終了直後には「コージ・コール」も
2人目の打者、ライアン・ジマーマンにはレフトポール際に大飛球を打たれる場面も。ナショナルズがチャレンジし、1分15秒のビデオ判定が行われたが、判定通りにファウルとジャッジされた。
上原は「彼が打ったボールにはスピードも力もなかった。彼は簡単に飛ばしていた。ファウルになるのは分かっていた」と語ったという。MLB公式サイトも「この不発弾を除けば、ウエハラの他のピッチングはえげつなかった」と分析している。
守護神を待ちわびるスタンドのファンは上原のおなじみの登場曲「サンドストーム」に大興奮。ラストバッターのロビンソンを迎えたシーンでは「コージ・コール」も巻き起こった。
大歓声を受けた上原は「ファンの大歓声は聞こえていたけれど、ピッチングに集中しようと思った。リードが少ない場面は好きじゃないんで」とそうジョークを飛ばしたという。
ロビンソンを三振に切って取った瞬間、スタンドは総立ち。スタンド最前列に立っていたレッドソックスのオーナー、ジョン・ヘンリー氏も拍手を送っていた。
スタンディングオベーションを受けた上原の活躍で6勝2敗としたレッドソックス。2年ぶりのワールドシリーズ優勝を目指す名門で、絶対守護神の復活は何よりの朗報となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count