ソフトバンク本多を襲ったアクシデント 長期離脱の穴は埋まるのか

代役を務める明石の可能性

 本多の穴は埋まるのか。背番号46が不在となった14日からのオリックス戦(京セラD)での1つのテーマ。その不安を払拭したのが、代役として二塁手に入った明石健志だった。

 本多に代わり先発した14日こそ4打数無安打に終わったが、15日は3打数3安打。4打席すべて出塁し、2得点を踏んだ。9番でチャンスメークし、上位打線につなげる役割を果たし、工藤公康監督からは「明石、柳田が今日の勝因」と名前を挙げてその働きを評価された。

 昨季も、本多が負傷離脱した際には、その穴をきっちり埋めて日本一に貢献した明石。選手層の厚いソフトバンクだからこそ、控えの座に甘んじてはいるが、他球団であれば、十二分にレギュラーを張れるだけの人材だと高く評価されている。

 二塁だけでなく、16日には一塁に入るなど、ユーティリティー性を持つ。守備力は高く、足もある。副主将の本多の離脱は確かに痛いが、明石にとっては定位置取りのチャンスでもある。1か月超に及ぶだろう副主将不在の間は、明石にとってその序列が変わるほどの活躍をしたいところだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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