苦しんだオリが5月反攻へ 岸田、T-岡田の復帰で理想の戦いに近づくか
昨年は7回終了時までリードすれば67勝2敗、岸田の復帰で鉄壁ブルペン復活へ第1歩
最下位からの巻き返しを図るオリックス。開幕からケガ人が続出し、森脇監督の理想とする戦いができなかったが、ようやく最悪の状態から抜け出しそうだ。
開幕直前に左腹斜筋損傷で2軍スタートとなった岸田護、不振のため4月17日に登録を抹消され2軍調整を行っていたT-岡田が4月28日の楽天戦(京セラドーム)から1軍復帰を果たすことになった。
岸田の復帰はブルペン陣にとっては朗報だ。
昨年は7回終了時までにリードすれば67勝2敗と無類の強さを誇っていた鉄壁のブルペン陣が、今年は崩壊。ここまでは比嘉、 岸田、佐藤達、守護神・平野佳がいない状況の中、僅差のゲームを勝ち切り、逃げ切ることができなかった。
海田、塚原、馬原がフル回転して奮闘したが、このまま投げ続ければパンクする危険性もあった。ロングリリーフもこなす投球そのものだけでなく、中継ぎ陣の精神的支柱だった右腕がブルペンに加わったことは大きい。