先頭打者弾の青木宣親 「昼間の方が飛ぶ」昨年の分析通りの新本拠地1号
昨年のワールドシリーズで「ここは(ナイターより)昼間のほうが飛ぶ」と分析していた青木
しかも、本拠地での一発。昨季の本拠地カウフマン・スタジアムは広く、青木はホームで1本も打てなかった。10月にワールドシリーズでジャイアンツの本拠地AT&Tパークを訪れた時には「ここも広いからなぁ。でも、ランニングホームランもあるしね、イチローさんも(2007年のオールスターで)やってたしね。むしろ、そっちの方が可能性あるかもしれないね」と話していたが、スタンドインで今季1号をマークした。
また、当時は「ここは(ナイターより)昼間のほうが飛ぶ」とも分析していたが、この日はまさにデーゲームでのホームラン。右翼後方の運河に飛び込むAT&Tパーク名物の「スプラッシュ・ヒット」とはならなかったが、十分な飛距離だった。
ジャイアンツは続くパニクもライトスタンドへ運んで、ともに今季1号の先頭から2者連続ホームラン。先手を取ると、3回に1点、5回に2点を効果的に得点を重ねた。元エースの右腕リンスカムは8回3安打無失点と快投し、快勝した。
青木は2回は中飛、2回は二ゴロ併殺打、6回は死球。3打数1安打1打点で打率3割7厘となった。
ジャイアンツは3連勝でついに借金1。新加入の青木が活躍しながらも、開幕当初は苦しんでいた昨年のワールドシリーズ王者だったが、地力を見せ始めてきた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count