同僚の闘志に火つけたイチローの2盗塁 「みんな燃えていた。明日は勝つ」
指揮官は称賛「(イチローが)2回盗塁を決めた時には、みんな燃えていたね」
試合には敗れたが、レドモンド監督は41歳のプレーがダグアウトの同僚の闘志に火をつけたと証言したという。
「この集団は立ち直りが早い。そして、チームワークも最高だ。ソラーノがビッグヒットを打った時にはみんな興奮していた。(イチローが)2回盗塁を決めた時には、みんな燃えていたね。今日は結果が出なかったけれど、明日は勝つだろう」
イチローは3回の2死走者なしで迎えた2打席目も遊撃内野安打で出塁したが、ここでは二盗に失敗。2-1の5回1死二塁のチャンスでは投ゴロで凡退した。その後、マーリンズは逆転を許し、イチローは2-6の8回に先頭で第4打席を迎えたものの、空振り三振に倒れた。
それでも、41歳の1番打者はスピード溢れるプレーで、切り込み隊長としての役割を務めた。4試合連続安打で、打率2割6分9厘、出塁率3割2分4厘。イチローからすればまだまだといった成績だが、じわりと上げてきた。指揮官も賞賛する「1番・イチロー」の勇姿は、今季、再び見ることができそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count