ドラフト戦線に異状あり!? 大学生ドラ1候補の不調で剛腕高校生に脚光?
「高校NO1」県岐阜商・高橋純平に1位指名が集中する可能性も?
大学生ドラ1候補が不振にあえぎ、評価を下すことができない現状。こうしたあおりを受け、1人の剛腕高校生の名前が再び注目されている。「高校NO1」の県岐阜商・高橋純平である。
3月に行われた選抜大会で8強入り。最速152キロを誇る超高校級右腕は素材型ではなく、即戦力としてもプロで通用するポテンシャルを披露した。
ある在京球団スカウトは、このように指摘する。
「このまま大学生候補の状態が上がらないようなら、ドラフトでは高橋に1位指名が集中する可能性もあるのではないか」
上原や今永を候補に挙げる球団は状態を見極めながら、高橋ら他の候補選手の動向を探り、指名選手を決めることになるだろう。
高橋のほか、大学生には北東北大学の富士大・多和田真三郎、仙台六大学の仙台大・熊原健人など地方勢にも好投手は多く、社会人にも新日鉄住金かずさマジック・加藤貴之ら実力派がそろう。
目玉候補の不調により、波乱模様のドラフト戦線となった今年。そんな時こそ、スカウトたちの腕の見せどころでもある。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count