イチローの名言がマーリンズファンの感動呼ぶ 「史上最高」「一流の人間」
マーリンズファンと早くも強い絆で結ばれるイチロー
シビアなメジャーの世界では、勝敗に対する割り切りも実にドライな時がある。投手陣が炎上し、大量得点差で負けていれば、ブルペンの消耗を避けるために野手をマウンドに上げるシーンもあるほどだ。
次の試合以降の勝率を上げるための合理的な采配とも言えるが、崇高なプロ意識を誇るメジャー15年目のイチローは、惨敗だろうが、勝敗が決していようが、全身全霊のプレーを見せると改めて宣言した。
そして、マーリンズ・パークにやってくるファンとの絆が、プロとしての覚悟を改めて口にした最大の理由だとしている。
4月25日のナショナルズ戦では、8回に日米通算1968得点目をマーク。王貞治氏を抜き、日本の最多得点記録を更新した。9回の守備につく際には、電光掲示板で記録更新が発表されると、観衆からスタンディングオベーションが沸き起こった。大きな拍手と歓声に、イチローは帽子を取って挨拶。グラブを叩きながら感謝の気持ちを表現していた。