高卒新人デビュー4戦連続安打 16年ぶり快挙の日本ハム・浅間の凄さとは
今年の高卒新人で才能をいち早く開花させた選手
心臓に毛が生えている――。そう形容される選手は、たまにいる。肝が据わっており、どんな状況においても自身のパフォーマンスを最大限に発揮する。 そんな選手に使われることが多い。
日本ハムの高卒ルーキー・浅間大基外野手は、違う。「心拍数が上がりました」。「すごく緊張しました」。正直に胸の内を吐露する。ただ、十分なほどに結果を出す。普段と異なる精神状態にあっても、やってのけることができている。
今、最も勢いのある選手。今年の高卒新人で、その才能をいち早く開花させた選手と言っても過言ではない。
負傷離脱した主力の陽岱鋼外野手に代わり、5月5日に1軍登録された。その日の楽天戦で即、「2番・中堅」でスタメン出場。デビュー戦で1安打1得点1盗塁を記録し、チームの勝利(4-2)に貢献した。
1試合だけでは終わらない。18歳はまだまだ光を放った。翌6日の楽天戦にも先発。敗れはしたが、2安打を放ち、初打点もマーク。前日に続いて再び盗塁も決めた。