和田毅が21日のパドレス戦で今季初登板へ 「ようやくスタートライン」
ここまで21勝16敗とプレーオフ進出に向けて好調維持するカブス
カブスは、先発ローテーションの一角を担っていたトラビス・ウッド投手が先発として2勝2敗、防御率5.59と不調で、16日のパイレーツ戦からブルペンに配置換えとなっていた。ウッドに代わる先発として、マイナーでリハビリ登板を続けてきた和田がついにローテ入りすることになった。
和田は2012年にソフトバンクからオリオールズに移籍したが、左肘靱帯損傷でトミー・ジョン手術を受けた。苦しいリハビリの日々が続いたものの、昨年はマイナー契約を結んだカブスでメジャー昇格を勝ち取り、7月8日に念願のデビュー。レッズ戦で初先発以降、切れ味鋭いファストボールを武器に先発ローテーションの一角を守り、4勝2敗、防御率3.25という優秀な成績を残してオフにカブスとの契約を延長していた。
今季は名将ジョー・マドン監督を招聘し、エース左腕ジョン・レスター投手を獲得するなど大型補強に成功したカブス。ここまで21勝16敗でナ・リーグ中地区2位と好調を維持しており、プレーオフ進出に向けた戦いを進めている。
現在、メジャーで戦う日本人先発投手は、トミー・ジョン手術を受けて今季絶望となっているレンジャーズのダルビッシュ有投手をはじめ、マリナーズの岩隈久志投手、ヤンキースの田中将大投手がDLに入っており、復帰する和田の活躍に期待が集まる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count