イチローの“演出”に感謝する新監督 「ずっと忘れられない瞬間」
イチローの“プレゼント”に指揮官「温かい気持ちになった」
延長13回の死闘の末に、変則右腕シシェックが打ち込まれ、2-3で敗戦したマーリンズ。初陣を白星で飾れなかったジェニングス新監督だが、イチローの“プレゼント”に心から感謝した。
地元紙「マイアミ・ヘラルド」によると、指揮官は「あれは最高だったね。受け入れてもらったんだという気持ちになった。殿堂入りの選手が特別な瞬間をもたらしてくれた。自分にとっては温かい気持ちになったし、このグループの一員になれたと感じさせてくれた。ずっと忘れられない瞬間だよ。彼は最高に仕上げてくれた。我々は楽しんだんだ」と語っていたという。
今回の一連の監督交代劇には、メディアや識者からのバッシングも多かった。ジェニングス氏は人格者として、そして、才能を見抜くスカウトマンとして絶大な評価を受けているが、監督経験は30年前に高校の野球チームを指導したのみだ。
ESPNは「ダン・ジェニングス監督任命はマーリンズによる単なる愚かな決断」と酷評。FOXテレビ(電子版)も「マーリンズの新監督人事は意味不明」と特集した。元ブレーブスの名打者チッパー・ジョーンズは、次々と監督を交代させることで有名な名物オーナーについて、ツイッターで「ジェフリー・ローリアは笑わせてくれるぜ!」と揶揄していた。