就任3連敗のマーリンズ新監督、心境はまるで“ケンタッキーおじさん”?

ジェニングス体制で0勝3敗、今季最大借金「9」からの回復へ“レシピ”は見つかるか

 この日、ジェニングス監督は打線に手を加えた。中軸を打つ事の多かったマルセル・オズナ外野手を2番に据え、2番だったマーティン・プラドを4番に起用。この2人はいずれも4打数1安打という成績だったが、残りの先発ラインナップは安打ゼロに押さえ込まれた。今季全試合出場していたイチローを起用せず、完全休養を与えるというスパイスも効果はなかった。

 記事では「ジェニングス体制で0勝3敗となったが、水曜日の敗北はこれ以上ないほど酷いものだった。マーリンズは打席で生気を失っていただけでなく、ピッチャーも貧弱。アグレッシブなダイヤモンドバックスにホームスチールを含む6盗塁を許した」と酷評している。

「言うまでもないが、集中力を高める必要がある。このレベルで相手の走塁をコントロールしなければいけない。それには着手する。相手が弱点と分析した部分に乗じられると、フラストレーションがたまるものだ」

 借金は今季最大の「9」まで膨れ上がり、ナ・リーグ東地区最下位に低迷するマーリンズ。メディアや識者からバッシングを浴びた監督人事のカンフル剤は、更に悪い流れを呼んでいる。GM監督がカーネル・サンダースのように“レシピ”を見つけられなければ、マーリンズ、そして、イチローにとっても悲願のプレーオフ進出の目標は潰えてしまうことになる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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