4日の登板が決定した田中将大 体調見極めの壁は「言葉」と「闘争心」?
地元紙が通訳介したコニュニケーションの難しさ指摘、「ヤンキースも同じ障害に直面する」
右手首の炎症と右前腕部の張りで故障者リスト(DL)入りしているヤンキースの田中将大投手が、6月3日(日本時間4日)のマリナーズ戦で復帰登板に臨むことが決まった。だが、地元メディアは右腕の体調を正確に見極める上でネックとなる「言葉の壁」と「旺盛な闘争心」の存在を指摘している。地元紙「ジャーナル・ニュース」が報じた。
ヤンキース移籍2年目の田中には、他のメジャー球団の日本人選手と同様に専属通訳がついている。ただ、いくら通訳が正確だとしても、選手の細かいニュアンスを全て伝えるのは難しいと、記事では主張している。
「質問の目的が新聞記事作成とは違うことを除けば、ヤンキースも同じ障害に直面する。若きエースの(リハビリ)進捗状況を正確に把握するために、彼らも(田中に)質問をなげかける」
海を渡った日本人メジャーリーガーにとって、通訳の存在は重要だ。田中は通訳と強固な信頼関係を築いており、敵地に遠征した際には専属広報も含めた3人で食事に出かけることが多い。通訳の仕事以外にも、キャッチボールの相手を務めるなど、その存在は極めて大きいものとなっている。