青木は「世界王者の素晴らしい補強」 球宴初選出なるか、MLBサイトが特集

打撃では「ピッチャーを逆上させる」?

 記事では、青木が今季ジャイアンツでレフトのレギュラーを務める一方で、昨年はア・リーグ王者のロイヤルズでライトとして重要な役割を担っていたことにも言及。また、両選手が対照的なプレースタイルであることにも触れ、青木に関しては「繊細で敏感」と評し、「2ストライクで迎えたえげつないボールをファウルで切り抜け、打席に立ち続けることで、ピッチャーを逆上させる」と分析している。その指摘通り、青木は現時点でメジャー自己最長となる84打席無三振を続けており、際立ったバットコントロールを見せている。一方、ラテン系のパガンは「爆発的でエキサイティング」と評されている。

 名将ブルース・ボウチー監督は記事の中で、2人についてこう語っている。

「ノリとアンヘルは攻守両面で安定し、チームにとって素晴らしい仕事をしている。毎試合、貢献してくれる、頼りにできる選手なんだ」

 第1回の中間発表で、4位の青木は44万1047票、5位のパガンは41万3843票を集めているが、ナ・リーグの外野手はスーパースター揃い。1位のナショナルズの若きスラッガー、ブライス・ハーパーはナ・リーグ最高の111万6582票を獲得。2位のカージナルスのマット・ホリデーは97万9008票、3位のマーリンズのジャンカルロ・スタントンも74万6926票を手にしている。昨年のワールドシリーズ覇者を牽引する青木とパガンは、強敵に打ち勝つほど票を伸ばすことができるのか。今後の活躍が期待される。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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