田中将大は「素晴らしい才能」 一発浴びせたMVP候補ハーパーも称賛
今季絶好調の“神童”も敬意、「素晴らしいボール。タナカにとって素晴らしい試合」
ヤンキースの田中将大投手が9日(日本時間10日)、本拠地でのナショナルズ戦で復帰2戦目の先発マウンドに上がり、7回5安打1失点6奪三振無四球と好投。チームを6-1の勝利に導き、4勝目(1敗)を挙げた。4回2死で田中から今季20号のソロホームランを放った22歳のMVP最有力候補、ブライス・ハーパー外野手は初対決を振り返り、名門球団のエースを称賛している。MLB公式サイトが報じている。
2010年のドラフトでナショナルズに全米1位指名を受け、19歳でメジャーデビューを飾った“神童”は今季、3冠王を狙えるほどの成績をマークしている。打率3割3分はリーグ4位、20本塁打は同2位、47打点は同2位タイ。絶好調の主砲がプロとしてヤンキースタジアムのロッカールームに足を踏み入れたのは、この日が初めてだったという。
「すごくワクワクしている。ここに戻ってこれて、プレーできるなんて」と話すハーパーが憧れの地で対峙したのは田中だった。
初回の1打席目は粘ったが、10球目の89マイル(約143キロ)のスプリットを打って二ゴロ。しかし、4回には2球目の93マイル(約150キロ)のファストボールを完璧に捉え、センターに見事なソロホームランを放った。
「試合に関しては特にない。20号を打てたのは間違いなくいいことだけど。彼も素晴らしいボールを投げていた。タナカにとっては素晴らしい試合だった。素晴らしい才能を示していた」
ハーパーは記事の中でそうコメントし、ホームランを打ちながらも、今季4勝目を記録した田中の投球に敬意を払っている。