初勝利が遠い和田毅、名将と面談へ 「自分の投球信じれば、いい結果出る」
地元テレビでは「打者には142キロに見えない」と称賛、名将が面談で和田の心を整える
3失点を喫した和田だが、「CSNシカゴ」のテレビ中継ではそのピッチングを称賛されている。
実況が「88マイル(約142キロ)のフォーシームファストボールですが、打者にはそう見えません。空振りです」と話すと、解説者は「ボールにスピンがすごくかかっていて、腕の振りが短い。幻惑されています。スイングが遅れます」と説明した。
切れ味抜群のストレート、チェンジアップ、スライダーなど、和田のボールはメジャーの強打者にも十分、威力を発揮している。MLB公式サイトによると、投球フォームに問題なしと指摘するマドン監督は、和田と面談を持つ方針を明らかにしたという。
カブスは今季、レイズから名将を引き抜き、左腕ジョン・レスターら大物を補強。若き強打者のブライアントが台頭し、プレーオフ進出を狙っている。和田が先発ローテーションを守り抜けると期待を寄せるマドン監督は、まずは今季初勝利を目指す左腕の心を整えるつもりだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count