3000安打のAロッドにまた“悲報” 記念球ゲットの収集家「これは返さない」

660号本塁打のボールも戻らなかったAロッド「なんて不運なんだ」

 また、ハンプルさんは自らのツイッターに記念球の写真を掲載。「これがAロッドの通算3000本安打のボールだ。ヤンキースには、もらっておくと伝えた。MLBに公式に認められた。現実とは思えない」とメッセージも載せている。

 Aロッドは5月1日にフェンウェイ・パークで行われたレッドソックス戦で、メジャー歴代4位のウィリー・メイズに並ぶ660号本塁打を放ったが、この時も記念ボールは戻らず。この男性はオークションで記念球を売却する意思を明らかにしたと報じられていた。

 この日の試合後、ランディー・レビン球団社長も出馬した3000安打の記念ボール譲渡交渉にヤンキースが失敗したことを知ったというAロッド。ただ、記者会見でこのことについて聞かれると、「ジーターの時の人はどこに行ったんだい。僕が必要としているのはそういう人間なんだ。なんて不運なんだ」と絶妙な切り返しで笑いを誘ったという。

 本人はキャリア最高の思い出として2009年のワールドシリーズ制覇を挙げ、「あのときはボールやバットなどの記念品は何もなかったけど、思い出は永遠に心の中にとどまっている。今日の気持ちも同じようなものだよ」と話している。記念ボールよりも大切なものを、メジャー史に残るスラッガーは手にしたようだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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