田中将大らの炎上で議論沸騰 ヤンキースは「先発投手を獲得するだろう」
補強に反対の声も、「この先発ローテーションで地区を勝ち抜ける」
一方、ESPNは「ヤンキースはこの先発ローテーションでア・リーグ東地区を勝ち抜ける」という見出しで正反対の特集を行っている。
田中とピネダの乱調でニューヨークメディアがヤンキースに集中砲火を浴びせている現状を指摘しながらも、「田中に関する懸案は日曜日のパフォーマンスではなく、彼の肘であるべき。1試合の乱調でこの見解は変わらない。ヤンキースは常にタナカのバックアッププランを持っている」と分析している。
タイガース戦で炎上するまでは3試合連続でハイクオリティ・スタート(7回以上を自責2以内)を続けていた田中については、昨年7月に靭帯部分断裂と診断された右肘の状態こそ懸案事項ではあるものの、1試合の乱調は問題視すべきではないという。
田中離脱時には、現在、ブルペンに回っているクリス・カプアーノか、トミー・ジョン手術による長期離脱から復帰するイバン・ノバ投手が代役を務めるプランが存在するとも記事では言及している。
今季開幕前には、例年のような大型補強に出なかったヤンキース。2年連続でプレーオフ進出を逃しているだけに、「今年こそは」と期待するファンやメディアは多い。たった1試合の乱調で先発投手補強の可能性が浮上するほど、ピンストライプの名門で田中の存在感は大きくなっているのかもしれない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count