田中将大らの炎上で議論沸騰 ヤンキースは「先発投手を獲得するだろう」

NY地元紙は補強を予想、「ハメルズが完璧な補強」

 ヤンキースの田中将大投手が21日(日本時間22日)のタイガース戦で3本塁打を含む10安打7失点と乱調に終わったことに続き、22日(同23日)のフィリーズ戦ではマイケル・ピネダ投手が11安打8失点と炎上した。この結果を受け、米国内では新たなエース補強の是非を巡る議論が沸騰している。

 「何を代償にしても、ヤンキースがコール・ハメルズを必要とする理由」と特集しているのは、地元紙「ニューヨーク・ポスト」だ。

 記事では、ヤンキースがプレーオフ進出に向けて、「先発投手をトレードで獲得するだろう」と分析している。現時点では、レッズのジョニー・クエト(4勝4敗)、マイク・リーク(4勝4敗)の両右腕がヤンキースのトレードでの補強リストのトップに位置していると指摘。だが、24日(同25日)のヤンキース戦でマウンドに上るフィリーズのエース左腕コール・ハメルズこそが「完璧な補強」と主張している。

 同紙が、2008年にワールシリーズMVPに輝いた実績を持つハメルズ補強を推す理由は、左腕のポストシーズンでの実績に加え、田中、ピネダというダブルエースが2日連続で炎上したことにもあるようだ。

「ワールドシリーズにたどり着ける可能性のあるチームでプレーすることは、(プレーオフに行けず)オフシーズンやキャンプに向けて始動をしなければいけない選手全員の願い」

 こう語ったというハメルズがプレーするフィリーズは世代交代に失敗し、今季メジャー最低勝率と低迷している。一方、ヤンキースはア・リーグ東地区でレイズと1ゲーム差の2位につけており、ディビジョンを勝ち抜くには新たな柱が必要というレポートとなっている。

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