01年のイチローはメジャーFA史上9番目の活躍 「あまりに巨大なお買い得」
イチローは「あまりに巨大なお買い得」、ベスト10はMLBの歴史に名を残す超一流ばかり
「マリナーズがイチローとの交渉権を勝ち取り、3年1400万ドルの契約を結んだ時には、メジャーリーグの世界では何を望むべきなのか判然としなかった。だが、イチローは即時に強烈な印象を植えつけた。そして、あまりに巨大なお買い得となった。242安打、打率3割5分、56盗塁。彼は史上2人目となる新人王とMVPを同時に受賞した選手となり、ゴールドグラブ賞とシルバースラッガー賞も獲得した」
メジャー1年目に大爆発したイチローをこう絶賛している。WARは6.85と高い数値だった。
一方、ランキングの1位に選出されたのは97年にレッドソックスからブルージェイズに移籍したロジャー・クレメンス投手。21勝、防御率2.05、292奪三振で投手三冠を成し遂げ、サイ・ヤング賞も受賞。WARは11.35という衝撃的な数字を叩き出した。
2位に入ったのは93年にパイレーツからジャイアンツに移籍したバリー・ボンズ外野手。本塁打王、打点王に輝いたが、打率3割3分6厘を記録しながらも最優秀打率を手にすることはできず、三冠王を惜しくも逃した。だが、WARは10.2という強烈な数字を残している。
3位に選ばれたのは、99年にアストロズからダイヤモンドバックスに移籍した左腕ランディ・ジョンソン投手、。ビッグ・ユニットの愛称を持つ名投手はサイ・ヤング賞を受賞し、WARは9.4という成績だった。
4位に入っているのは、前述のブーン。01年にパドレスからマリナーズに移籍し、シーズン最多勝利記録をマークしたチームで、イチローとともにリーグを席巻。打率3割3分1厘、37本塁打と活躍し、141打点で打点王に輝いた。WARは8.3。
5位に選出されたのは、01年にマリナーズからレンジャーズに大型移籍を果たした現ヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手。52本のホームランを放ち、本塁打王となるなど、大活躍。WARは8.05となっている。