トンネル抜けたイチローに同僚も拍手 「ベンチもイチのヒットを愛してる」
6月18日のヤンキース戦以来となる35打席ぶりヒットに同僚も拍手
6月18日のヤンキース戦以来となるイチローの1本にベンチも湧いた。中継では、ボーアやバルデスピンらチームメートが拍手を送って喜ぶ姿を捉え、実況も「見てください。ベンチもイチのヒットを愛していますね」と語った。
背番号51のスランプにチームは心を痛めていたという。ダン・ジェニングス監督が前日の試合後、「イチローとスランプという言葉を一息で言うことは難しい。彼は自分のスイングを取り戻すだろう。スイングに関しては、イチローよりも理解している人間なんていないんだ。我々は彼の奮起を完全に期待している」と語ったことを地元メディアは伝えていた。
イチローがバットの湿り気を拭い去り、チャンスを広げた4回は大量得点のチャンスに。実況は「マーリンズには今、スピードがあります。イチローが一塁で、打席にはゴードンです」と連打を期待したが、後続は倒れて同点に追い付くことはできなかった。
その後、7回の第3打席では相手の中継ぎ左腕ロスに投ゴロに打ち取られ、9回の第4打席は上原浩治投手の前にセンターフライに終わった。
この日は4打数1安打で打率2割4分6厘。マーリンズも3-6で敗れたが、レジェンドがトンネルを抜け出したことは、チームにとっても朗報と言えそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count