打撃投手が明かす福留復調の理由 再び“手が付けられない”状態へ
日本仕様に戻りつつある福留、理想の打順は…
福留は12現在、打率.266、15本塁打、45打点と、一定の成績を残している。本塁打はチームトップ、打点もゴメスと並んで1位だ。ただ、中日時代の成績と比較すれば、物足りなさも残る。
野口氏は、そうした現状を踏まえた上でこう続ける。
「福留の状態は、中日時代と比較すればまだ6割程度。多田君も、まだまだ良くなると話していました。現在の体調を維持できれば、シーズン終盤には、あの頃の8~9割程度まで戻るのではないかとも。福留は間違いなく“日本仕様”に戻りつつありますし、行く末は恐ろしいです。
ただ、今は鳥谷が6番を打っていますが、体調が戻れば鳥谷が1番を打つのがやはり理想です。そうなれば上位打線の厚みはかなりのものになります。福留も現在は3番を打っていますが、両外国人を活かすために6番に据えるのが本来は理想です。ただ福留を3番で起用するのであれば、6番は今成と新井良太が頑張るしかありませんね」
中日時代に見られた“手が付けられない”福留が戻ってくれば、マートンにも復調の兆しが見える阪神のチーム力は、間違いなく高まるだろう。和田監督が今後、福留をどの打順で起用するのか、注目だ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count