「イチローが史上唯一の…」 球宴開催の米国で改めて話題となった名場面
5月にもサンフランシスコで「永遠にその名を残した」と紹介された一打
2007年7月10日、イチローはジャイアンツの本拠地AT&Tパークで行われた第78回MLBオールスターゲームに出場し、5回1死の場面でライトへの長打を放った。イチローも尊敬するケン・グリフィー・ジュニアが、特殊な設計になっているAT&Tパークのライトフェンスを直撃したクッションボールの処理に手間取る隙に快足を飛ばし、ホームを駆け抜けた。
オールスター史上唯一のランニングホームランを放ったイチローは、3安打2打点の活躍でア・リーグを5-4での勝利に導き、MVPに輝いた。
サンフランシスコの地元テレビ局「KNTVサンフランシスコ」も、イチローがマーリンズの一員として今年5月にジャイアンツ戦に出場し、レギュラーシーズンで初めてAT&Tパークでプレーした時、このランニングホームランの映像とともに「この球場の歴史の一部として、永遠にその名を残しました」と紹介していた。
今回で86回目となったオールスター戦の歴史を彩るイチローの偉業は、これからも語り継がれることになるのだろう。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count