「イチローが史上唯一の…」 球宴開催の米国で改めて話題となった名場面

2007年の「劇的な見せ場」、「本塁打の1本はフィールドから外に出なかった」

 現地時間14日にシンシナティで行われたMLBオールスター戦に続き、日本でも「マツダオールスターゲーム2015」(7月17日=東京ドーム、18日=マツダスタジアム)が開催される。

 オールスターで鮮烈な印象を残す“お祭り男”は数多くいるが、マーリンズのイチロー外野手もその1人と言えるかもしれない。オリックス時代の1996年には、パ・リーグの仰木彬監督がイチローを投手としてマウンドに送り、松井秀喜の代打として打席に立った高津臣吾と勝負するという珍場面も生まれた。

 そして、イチローがMLBのオールスターで達成した史上初の快挙も、米国で改めて話題となった。米テレビ局「FOXスポーツ」は、今年の球宴開催に合わせて「オールスター戦は時に劇的な見せ場を創出する」と過去のスーパープレーの数々を紹介。「イチローが唯一のランニングホームランを放つ(2007年)」と、その年のMVPに選出された安打製造機のプレーを挙げている。

「毎年、数多くの球界最高の打者が選出されており、オールスターはホームランを打つ人気の舞台となる傾向がある。1933年に初めて行われたオールスター戦では毎試合2本以上ホームランが生まれている。

 近年、最もホームランが生まれたのは2007年。ア・リーグは3本のホームランを放ち、ナ・リーグが5-4で勝利した。だが、その中の1本はフィールドから外に出ることはなかった。イチローはオールスター史上唯一のランニングヒットを放ったのだ」

 寸評では、レジェンドの一撃をこう振り返っている。

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