ソフトバンク、必然の首位ターン その強さの要因は?

MVP級の活躍見せた柳田

 順調に白星を重ねていけたのは、バランスの取れた戦力にある。チーム打率2割7分2厘、チーム防御率3・15はともにリーグ1位。何よりも、12球団トップの378得点をたたき出した強力打線によるところが大きい。

 3番を打つ柳田悠岐が前半戦のMVPだろう。リーグ2位の打率3割6分7厘をマークし、17本塁打は早くも自己最高を更新した。52打点もリーグ8位につけ、出塁率4割6分3厘、得点圏打率3割9分2厘も文句なしの数字。16盗塁と機動力でもチームに貢献した。

 そして、6番に入る松田宣浩。打率3割3厘、そしてキャリアハイ更新を予感させる22本塁打を放つ。62打点もチームトップの成績で「最強の6番打者」として、チームを牽引している。

 5番の李大浩も3割3分1厘、19本塁打、60打点をマークしている。4番の内川聖一こそ本来の姿ではなく、苦しんでいるが、それでも3割2厘、7本塁打、51打点の成績を残す。「50打点カルテット」を中軸とする打線が何よりの武器だった。

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY