新時代の4番へ ヤクルト山田は史上初の本塁打&盗塁王に輝けるか

真中監督が温めていた山田の4番抜擢、後半戦も「全然ありますよ」

「そろそろ4番にしようかなという思いはあった。うちで最もいいバッター。代役というつもりじゃない。後半戦も4番? 全然ありますよ」

 以前からこの日が来ることを想像していたという。

 山田が4番を務めるのは履正社高2年の夏以来。新チームになったときに数試合4番を務めたが、当時は抵抗があり、すぐに3番に戻った。あれから6年。今回は、この打順を自然と受け入れた。

「4番目の打者という意識。監督にも普通にやればいい、と言われていますし、盗塁もどんどん走るつもりでいます」

 細身の体だが、パワーも十分。杉村繁チーフ打撃コーチは「体は大きくないけど、あれだけ飛ぶということは体の使い方がうまいということ。とにかくヘッドスピードが速い。今の山田には投手も投げるところがないんじゃないか」と絶賛する。山田自身も「去年より飛んでいる感じはあります」と言う。進化している実感があるという。

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