7勝目の田中将大を監督＆同僚が称賛　スライダーは「過小評価されている」？

ジラルディ監督、「スライダーとスプリットを十分にうまく使った」

　ジョー・ジラルディ監督も試合後の記者会見で田中について質問された際、「私が思うに、彼はスライダーとスプリットを十分にうまく使ったね。打者相手に常にカウントを有利に運び、このボールを振らせていた」と高く評価している。

　伝家の宝刀スプリットはメジャーで田中の代名詞にもなっているが、スライダーも楽天時代から決め球として威力を発揮していた。この日は、地元記者から「田中のスライダーは過小評価されているのでは？」との質問も出ており、これに対し、ジラルディ監督は「彼はすごくいいボール（スライダー）を持っている。本当に効果的になるボールだし、この日も本当に良かった」と絶賛している。

　地元紙ジャーナル・ニュースも「マサヒロ・タナカは午後の大半においてすごくシャープに見えた。制球は素晴らしく（無四球）、多くの空振りを誘発し、4試合連続のクオリティスタートとなった。スプリットとスライダーという彼の大きな決め球はどちらも効いていた」と報じている。

　田中はこの日で防御率3・64に。101球を投げ、ストライクは77球。3被弾と不安も残したものの、ここにきて着実に勝ち星を伸ばしている。

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フルカウント編集部●文　text by Full-Count