7勝目の田中将大が得た収穫と課題 被弾反省も「全部の球種が良かった」

日本人最速の20勝も「「何もないですよ」

――オリオールズ打線の印象をつかんだのはどの段階?

「ベンチから見ていた部分があるし、実際に対戦してみてこういう感じでくるんだなというのも打者を見ながら勝負ができたと思う。どこでというのはないが、しっかりとイメージを持って投げられたから良かったのだと思う」

――球種の選択やコントロール、切れがかみ合っていた。

「前回の登板に比べれば良かった。気持ち的には変わらない。最後の2本の本塁打が台無しにしてしまった思い。勝って良かったけど。立ち上がりはフォームのバランスが良くてテンポも良かった。どんどん行こうというのがあった。自然とリズムが良くなっていった」

――捕手がマーフィーで球種もまんべんなく投げられた。

「初めて組んだわけではないし、誰がこうとか言うつもりはない。人間が違えば考えることも違う。配球も変わってくる。捕手が代わることがどうとか全くない。配球が変わることで相手がとまどう部分もある。いいリードをしてくれた」

――日本人最速の通算20勝に到達したが?

「何もないですよ」

――空振りを取れていたことについては?

「空振りもファウルも取れていたので手応えは感じている。ただ結果がね……。みなさんの期待には応えられていないので頑張ります」

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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