圧巻投球でホークスを支えるサファテ 競った展開でいまだ防御率0・00
ホークス守護神は41試合の登板で黒星なし、喫した失点はわずか「5」
絶対的な守護神が快走するチームを支えている。85試合を終えて、54勝28敗3分け。貯金は今季最多の26まで膨れ上がり、独走態勢に入っているソフトバンク。強力な布陣の中でも、勝利の方程式のトリを担うデニス・サファテが、強烈なインパクトを残している。
7月24日のオリックス戦(ヤフオクD)。1点リードの9回にマウンドに上がると、その内容は圧巻だった。1番のヘルマンから始まる上位打線との対戦だったが、自慢の直球で押しまくった。
ヘルマンをアウトコースの真っすぐで見逃し三振に取ると、代打のブランコ、3番の安達を連続空振り三振。真っすぐは最速157キロをマークした。
25日の同戦でも2点差の9回に登板し、キッチリ3人で切って取った。今季41試合目の登板。3勝24セーブとし、防御率は1・08と圧倒的なパフォーマンスを発揮している。41回2/3を投げて、許した安打はわずか17安打。奪三振は70を数え、奪三振率は驚異の15・12に上る。
ここまで、1つの黒星もないことも凄いのだが、それよりも注目すべきポイントがある。今季41試合で失点を喫した試合はわずかに4試合5失点。その失点した4試合の状況を見ると、その凄さが浮き上がってくる。