強すぎる故の“珍事” 首位独走のソフトバンクに異変
僅差の試合が多いホークス
開幕1軍の座をつかみ、前半戦に中継ぎだけで5勝を挙げてチームに貢献していた二保は、7月29日の楽天戦(盛岡)が後半戦初登板。6点リードの8回に上がったマウンドは、中16日の間隔が空いていた。7月20日に1軍再昇格を果たした飯田も盛岡での楽天戦が今季初登板。ファームでの登板から中16日でのマウンドだった。
とにかく、勝っても負けても接戦、僅差の試合が多い。7月は13勝4敗だったのだが、3点差以内の勝利が10試合もあり、4点差が1試合(28日の楽天戦)、5点差が1試合(12日のロッテ戦)、そして7点差が1試合(同29日の楽天戦)だった。
負けた試合では1点差が2試合あり、4点差が1試合、7点差が1試合。4点差だった26日のオリックス戦(ヤフオクD)は同点の延長11回に4点を奪われ、7点差だった1日の西武戦(ヤフオクD)も3対6で迎えた9回に4点を失ったゲーム。競った展開だったことが分かる。
リードを奪っていればもちろん、同点といった試合展開であれば、勝ちパターンの投手から投入していくのが定石である。7月でいえば、五十嵐が10試合、サファテと森は8試合に投げた。森福は4試合、二保は3試合、7月12日に登録を抹消された嘉弥真が2試合、巽、飯田は1試合。優勝した昨季の7月は14勝9敗。サファテが10試合、五十嵐が13試合に投げている一方で、森福とロング要員だった柳瀬も8試合、嘉弥真は6試合に投げていた。